kittonの世界

座右の銘は「ゆとり」

キャッチボールで受け止め方を間違えると死ぬ時がある。

謙遜するのもほどほどにしてくれと思う時がある

 

特にオバちゃんの謙遜。

 

今日も女性のお客さんが、話の前置きで

 

 

「ごめんなさいねェ。ワタシ頭悪いから、ワタシにもわかるように噛み砕いて教えてェ?」

 

 

なんて事ない会話なのだが、聞き逃したときにど偉いことになるキーワードをぶっ込んで来てんスよね。

 

 

『ワタシ頭悪いから』

 

 

これ聞き逃したら将棋とか囲碁で言うところの

 

 

 

詰み

 

 

だから。

 

 

 

ついうっかり聞き逃してて

 

「はい。そうですね、ここをこうして〜」

 

なんて説明を始めようもんなら、もうこの後何話しても

 

「氷の世界」だから。

 

 

気付いた時にはすっごい場の空気が悪くなってて

 

 

 

 

「あれっ、ボクはいつの間に地獄に迷い込んだんだっけ???」

 

 

っていう状況になってるw

 

 

 

・・・なんか、こういうさ、

 

 

『相手の否定待ち』

 

 の会話やめてほしい。マジで。

 

 

すっごい忙しい時とか、別の作業してる時にこういう「否定待ちのキーワード」込みの話をサラサラって言われたら 聞き逃してて「えっ?えっ?何ですか???」っていう状況の中でとりあえず話始めちゃうんだよねぇ。。。。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・

昔からある典型的なドラマのセリフとかで

 

「あら、オタクの坊ちゃんは成績優秀でうらやましいわぁ。ウチの子なんかいっつもテストじゃ赤点とって家に帰ってきてもゲームばっっかり。もう嫌になっちゃう。」

 

 

こんな話が出た時に返すべき言葉は決まっている。

 

 

「とんでもないわぁ。ウチの子だって他の科目じゃまだまだ点数悪くって。オタクの息子さんは体育の授業じゃ誰より走り回ってみんなを引っ張ってるらしいじゃないですかぁ。ウチの子にもそれくらいの行動力がほしいわぁ」

 

みたいなさ。

 

・・・・・まぁ、これはあくまで例え話なんだけど。

 

日本人の会話の縮図な気がする。

 

自分を卑下するキーワードを聞いたらそれを否定しつつ自分の欠点を晒して相手を持ち上げたり、もしくは「そんなことないですよ」とひたすら慰める必要があるというか。。。

 

 

まぁ、日本人に限らず他の国の人たちも似たような会話のキャッチボールはしてるのかな。

 

 

でも、日本人特有か?と思える謙遜のキーワードにヤラレタことがある。

 

しかも中学生くらいの時。

 

親戚の叔母さんの家にお泊まりすることがあって、大変良くしてもらったんですが、

 

食後に「御馳走様でした」と言うと、毎回必ず叔母さんから「おそまつ様でした」って言われるもんだから、「うーーーん?この辺の地域の人は、みんな食後に『おそまつ様でした』って言わなきゃいけないのかなぁ?」と自分なりに空気を読んだつもりだったんだけど、試しに次の食事が終わった時に「おそまつ様でした」って言ってみたら

 

 

 

「まぁっっっっっ」驚

 

 

 

って言われたんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

その時の声のトーンとか表情からし

 

 

「まぁ、なんて物覚えがいい子なんでしょう」という意味の『まぁ』のニュアンスではねぇなコレw

 

 

と すぐにピーンと来たけどね 笑

 

 

 

叔母さん、ごめんね。当時のボクにはわかんなかったよ・・・・

 

 

 

 

「おそまつ様でした」っていうのは「お粗末様でした」という

 

料理提供者側の謙遜だったんだね。

 

 

・・・・・・・・・・

 

コレはもはや『日本語の罠』だよ

 

 

知らないと即「詰み」。。。。

 

 

 

 

『ワタシ、ニホンジンダケド、ニホンゴ ムッズカシーネッ』

 

 

 

はい。死ぬまで日々勉強ですね!張り切っていこう!!!!!!