kittonの世界

座右の銘は「ゆとり」

大切なものは「自分だけのモノ」に非(あら)ず

 

  

「子犬の時に芸を教えるとすぐ覚える」とよく言いますよね。

 

 

現在一緒に住んでるトイプードルの「ライト君♂」は、『おすわり・お手・おかわり・タッチ(チンチン)・伏せ・バキュンッ』の6個の芸を覚えている。

 

「バキュンッ」とは手を指鉄砲の形にしてライト君に向けて声に出して言う事で、ライト君が地面に寝っ転がって死んだふりをしてくれるというものだ。早い話が「銃声」の声真似ですねw

 

 

十数年前に一緒に生活していた柴犬の「ハナちゃん♀」は『おすわり・お手・おかわり』の3つの芸を覚えていた。その当時これは犬が覚えてくれる芸としてはこんなもんだろう。という思いと、それ以上覚えさせたい芸の発想がなかったからでもあるが

 

だが、彼女は我々が教えていない特技をもう一つ自ら編み出した。

 

 

 ・・・

 

 

 ・・・・・・・

 

 

「脱走」

 

 

 

・・・もうさ。あれは特技でしたねw

 

 

玄関のドアが1CMでも開いていようものならまるでモグラが鼻で土の中を掻き分けて進むかの如くドアをこじ開けて『自由の世界』へ走り去っていく。

 

それでもだいたい、『いつものお散歩コース』上のどこかにいるんですがねw

 

 

 

走って捕まえようとしても、流石に四足歩行動物。

 

 

ロケット花火を水平に発射したような速さで走り去っていく。超速ェ

 

 

しかも我々家族が急に走ってきてもギリギリ追いつけないであろう絶妙な近い距離に留まる。

 

 

これがなかなかにムカつくんですよねェ

 

 

彼女からすれば我々をおちょくって遊んでいたんでしょうがねw

 

 

 どれだけ走って追い回そうがこのいたちごっこは終わらず、父はふと何か思いついて家へと帰っていった。

 

 

 

・・・・・・・

 

 

しばらくして戻ってきたかと思うと、父の手にはハナちゃんが散歩に行く時にいつも装着している首輪とリードを持っている。

 

それで一体どうするつもりなのかと様子を見ていると、

 

 

 

『ハナちゃ〜〜〜ん。お散歩に行くよーーーーー♫♬♫』

 

 

と父が遠目に見えるハナちゃんに声をかけた。

 

 

 

 

いやいやいや

 

 

「そんな事で自分から捕まるほどアホじゃないやろ」とか思っていたら

 

 

 

 

尻尾をブンブン振りながらハナちゃんはやってきた 。

 

 

 

 

完全にアホだったw

 

 

 

・・・なんつーかさぁ。。。

 

 

別に声に出して言わないけど心では思っちゃうよねェwww

 

 

 

 

(ハナちゃーーーーーーん!!!!!逃ぃぃぃげぇェェてぇェーーーーーーーーっっwwwww)

 

 

 

なんか。。。

 

 

 

アホって応援したくなる。

 

不思議。

 

 

もうとっくに自分自身だけで「散歩」してるようなもんなのにね。

 

 

マジで意味がわからんw

 

 

・・・・・・

 

「おま、、、、お前ェ!!もうとっくに自由なんだぞっ!!!大切なモン・・・・・失くしちまってもいいのかよ!!?」

 

(もはや自分が誰の味方なのかわからなくなっているw)

 

 

 

 

 

もちろん、その後約束通りハナちゃん捜索に出ていた家族皆んなで「お散歩」して帰りました。

 

 

今思えば、ハナちゃんは

 

「家族みんなで」お散歩したかったのかなぁ

 

とか思った。

 

家族って良いですね!本日もお疲れ様でしたっ!